黒亭
九州を大分から熊本へ横断した日に、熊本に到着して頂いた一杯です。熊本駅近くで食べられる熊本ラーメンを探したところ、こちらに伺う事に致しました。創業昭和32年であり、熊本ラーメンの老舗の一軒です。駅から歩く程10分程で、到着。路面電車ですと、二本松口が最寄り駅となりますが、熊本駅から2駅ですので、歩いて行きました。あたりは暗く、人影もほとんどない日曜日の夜8時になろうかという時間帯。本当にラーメン屋さんはあるのだろうか?という一抹の不安をかかえながら、黒亭を発見しました。早速のれんをくぐりました。店内はとても明るく、沢山のお客さんでにぎわっていました。日曜日なので、家族連れで仲良くラーメンを食べている方も多かったです。
お店のこだわりは麺、スープ、チャーシュー、焦がしにんにく油を全て手作りして調理していること。その中でsも一番の特徴は、スープに浮かべる焦がしニンニク油。ベースの豚骨スープはあっさりしています。脂身の少ない豚骨の頭のみを使用しているということです。(お店のホームページより)
ラーメン630円をオーダーしました。麺は、中細麺のストレート麺ですね。博多ラーメンと、比べると太いです。こちらの麺は卵は使用されてないそうです。卵アレルギーの方には嬉しいですね。食べてみた感想としても、卵が使われていないという感じは全くしないです。トッピングを色々選べるので、ネギを追加で頼みました。チャーシュー、キクラゲ、焼き海苔がトッピングされています。
一口スープを啜ってみると、ベースの豚骨スープが確かにあっさりとしています。そこに焦がしニンニク油の香ばしさが一体となって、良いハーモニーを奏でます。焦がしニンニク油がかなりコクがあり、美味しいので麺はどうしても後半は水分を含んで柔らかくなっていきます。低加水の麺ですので、コシがなくなってしまう印象。それでも柔らかくなった麺がスープに程よく絡み、麺バリカタ派の私ですが、これはこれで美味しいと感じました。食べログや他のお客さんを見ると、もやしラーメンや卵ラーメンが人気のようです。卵ラーメンは、ラーメンの上に生卵の黄身が二つのっているのが、珍しいですね。
熊本ラーメンを初めて食べましたが、焦がしニンニク油とあっさり豚骨スープのコンビに魅了されました。
博多らーめんShinShin
楽しく博多の夜はふけてゆき、締めの一杯が食べたくなった。ほろ酔いの中、ガイドブックに載っていたこちらのお店を友人に誘導してもらい、青色のネオン輝くこちらのお店に到着した次第である。天神本店に行きました。深夜3時までやっているので、締めのラーメンにはぴったりの一軒である。らーめん600円をオーダー。壁にはサインがたくさん。深夜1時の訪問にも関わらず、大層なにぎわいぶりで、お酒も飲める居酒屋的な使い方も出来るラーメン屋さんのようである。
スープは、豚骨にしては、比較的あっさり目。豚骨特有のスープは国産の豚骨と佐賀県の銘柄鶏の「ありた鶏」のガラ、地元九州の香味野菜を丁寧に煮込み作り上げられているそう(お店ホームページより)豚骨だけから作られた純豚骨のスープよりも食べやすくなっていて、深夜の胃袋に優しい。麺も極細麺であり、これまたつるっと入ってしまいますね。堅さはカタからバリカタが推奨ですね、この細さですと。こちらのお店は前身が屋台だそうで、今でも屋台で前身のラーメンが食べられるそうです。
都内ではおそらく750円はくだらないであろう、この一杯、おいしく頂きました。
うどん平
私が福岡にくる機会があったら是非食べたいと思っていたのが、博多うどんなのです。私が博多うどんを知ったのは、タモリさんがテレフォンショッキングなどで、福岡出身のタレントに博多うどんの良さを熱弁していたのを、テレビで見たのがきっかけだした。曰く、博多の人はラーメンなんかよりもうどんが好きで、毎日でも食べられるそう。麺はコシがなく柔らかくごぼうの天ぷら、ごぼ天がのっているのが特徴との事。前回、福岡を訪れた際は、大好きな豚骨ラーメンを堪能した私。今回は、博多うどんを是非とも食べてみたい。
雨が降りしきる、金曜日の午後12時。うどん平(たいら)さんを訪れた。休憩時のサラリーマンで列をなしている。地元の人が並んでいるのは、絶対おいしいはずと期待が高まる。この店は、博多うどん、タモリで検索して見つけた。嘘か真か定かではないが、タモさんが行きつけらしいと噂の店なので、行ってみる事にしたのである。
うどん屋さんなので、回転はそこそこ早く、15分程度で店内に入れた。店内では、入って左側がカウンターとなっており、うどん職人がうどんを打っている姿や、湯がいている姿を間近に見る事ができます。右側は、6人かけのテーブル席になっており、私はそちらに通されました。注文を聞きにきてくれた女の方の感じもとっても良い。ごぼううどん400円をオーダーしました。このお店の口コミをみると、エビ天や肉うどんも大層人気がありそうでしたが、やはりここは基本にしたがい、ごぼう天ののったうどんをオーダーすることにしました。タモさんもごぼ天は必須と外国語で解説してくれてますし。
他の人のオーダーを聞いていると、かしわおにぎりを合わせてオーダーされる方や、ごぼう肉うどんなど組み合わせでオーダーされている男性の方が多かったです。ほどなくして、ごほううどん430円が着丼しました。かけうどんは300円。リーズナブルですよね。
まずは透き通る黄金のスープが目に飛び込んできます。ごぼう天の油がスープに流れ出し、溶け込んだ様がたまりません。一口啜ると上品ですっきりとしたお出汁です。あっさりとしているながらも、コクがあります。出汁に関しての正確な情報がないらしく、いりこやカツオ出汁を使っているという口コミもありました。あまり飲んだことがない出汁でしたので、アゴ出汁を使っているのではないかという推測に私は一票を投じたいと思います。
続いて麺です。とにかく長くて、もっちりしています。コシがなく柔らかいと聞いていたので、ぶつぶつと切れる柔らかい麺だと想像していました。百聞は一食にしかずです。決してのびていないのに、柔らかく、もっちりとしていて、噛み切るときにはぴっとりとした歯触り。
いよいよ、ごぼう天を頂く。斜めに薄切りしたごぼうの天ぷらはからっと揚っていて、やはり博多うどんにごぼ天ありです。この天ぷらは衣が多めですので、最後にはちょっと脂っこいかなと感じました。そんな時には、卓上のゆず胡椒で変化をつけて、美味しく食べられます。とってもおいしいおうどんでした。
また福岡にくることがあったら、再訪したいです。