鶏だし中華そばかね壱 塩かけ480円@仲御徒町

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2016年9月にオープンしたばかりの新しいお店鶏だし中華そばかね壱で塩かけ480円を頂きました。

まず特筆すべきは、その価格!昨今の都内のラーメンはデフォルトで700円台がスタンダードな中、ワンコインでお釣りがくるとは驚きです。

うどん、そばにかけがあるのに何故ラーメンにはないのか?

そんな問いに答えを出してくれた、とても食べ手に沿った親切なラーメン屋さんです。

と言うのも私は、鶏アレルギーでできるだけ摂取しないようにしているのです。此方のお店はお肉も鶏肉なので、なしに出来るのは嬉しい!スープくらいだと頂きますが、肉は避けておりますので。

で、塩かけ480円をオーダー。これだけだと、本当に素ラーメンで具が何にもない。トッピングはそれぞれオーダーする方式になっていて、オススメセットが300円であります。

私はあくまでも基本のラーメン。トッピングがないので、シンプルながら、誤魔化しの効かない真っ向勝負であります。

まず、スープ!染み渡る!岩手のあぶ鳥使用し、合わせるのは利尻昆布。鶏の出汁と昆布の合わせ方が良くて、美味しいです。昆布のお陰か鶏清湯に比べてより深みが出て尚且つ鳥臭さの癖が取れたスープになっているかと思います!


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続いて麺行きます。スープ美味しかったので、蓮華が止まらず既に少なくなっている写真ですみません。麺は中細ストレート麺で、見た目通りツルツルしています。この麺はなんと自家製麺。お店の二階で作っているそう。なんでも全粒粉を使っているらしいと食べログに載っていました。硬さ指定しなくても、私好みのしっかり歯ごたえがある硬さ!食べ進んでもあんまり伸びません。

上に乗っているのはあられと焦がしネギ。あられはお茶漬けに入ってるタイプ。後半は、ラーメンと共に供された柚子胡椒をIN。その他にも卓上グッズとして胡椒、一味唐辛子、ブランド魚粉自家製生唐辛子、揚げエシャロットなどなどがあるので、最後まで美味しく頂けます。

スープまで全部飲み干しましたー。

ものすごいインパクトがある訳ではないけれど、普通に美味しい。

しかも、ラーメンで一番誤魔化しのきかない塩ラーメンでトッピング無しを提供する潔さがすごいな!

飲んだ後に、サクッと塩かけ食べても良し、お腹が空いてたら、10種類以上あるトッピングから選択しても良し!

豚を一切使ってないそうなので、イスラム教の方にもオススメ!

とみ田 つけそば並 850円 松戸

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松戸と言えば、結構なラーメン激戦区であります。その中でも一際、名声高いのが「中華そば とみ田」。こちらは、食べログでもTOP100以内のランキング。ラーメンTRY大賞を連続で受賞し続けています。なんでも行列が半端なくなっていて、4時間待ちだとか。恐れをなします。しかーし、松戸は常磐線快速なら隣の駅である。いかない手はない。


というわけで、やってきました!松戸駅。東口に降り立ちます。個人的に松戸市民、及び周辺地域住民であった時代が長く、懐かしいです。途中、系列の富田食堂も発見しつつ、中華そばとみ田に到着!駅から8分くらい?あれ、ベンチにあまり人がいない?もしや、待ちなしで食べれるのか?


そーんな考えは甘いのでした。店員さんに食べれるのは3時半以降になりますが、お時間よろしいですか?と言われてしまう。え、今は1時を過ぎたぐらいなので、2時間半後ってこと?今日は火曜日のど平日なのですが?お、おそるべし、とみ田!!


よく店員さんの話を聞いてみると、3時半までに戻ってこれば良く、その間外出してもokとのこと。勿論、その場で待っていても可。時間になったら名前を呼んでくれるらしい。おお!これは、親切ですね。といいますか、この寒空の中2時間半お外で待つのは、自殺行為にも似た拷問です。美味しいつけ麺の為とは言っても、私にはそこまで出来る自信はない。なんでも最近このシステムに変わったみたいです。ありがたやー。


というわけで、まず食券をポチッと。つけそば並850円を。並で300gあります。店員さんに渡すと 、「お店としては、あつもりは麺が柔らかくなってしまうので、ひやもりをお勧めしてます」とのことなので、ひやもりでオーダー。その後、時間の変更が生じる場合はご連絡しますとのことで、名前を名乗り、連絡先を伝えお店を後にしました。


2時間半もの間は近くの戸定邸を見学。水戸藩最後の藩主徳川昭武が130年前に隠居生活用に建てたお屋敷であります。現在は、国指定重要文化財ですが、今年の春には国指定の名勝になります。大名屋敷は現存しているところが少なく、貴重です。とても楽しみました。


話が脇道にそれました。3時半になりとみ田に戻ってきました。3時半過ぎになり、名前を呼ばれ、入り口すぐそばのベンチで待機。ここには電気ストーブがあり、暖かいし、もうすぐ入れる優越感に浸れます。そして、待つこと10分弱。ようやく中へ。


中は調理場に面しているカウンターと逆の窓側に面してるカウンターがあり、全部入っても15人くらいしか入れない狭さ。私は窓側のカウンターに通されました。そして目の前には

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リスペクトフォーミスターつけ麺!とばかりに山岸さんのありがたいお写真が!山岸さんを眺めながら、つけそばを待ちます。


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はー、やっときたよん。まずはつけそばのつゆきたよー。丼にかかってるチャーシューおいしそ!ネギも多目。


ほんで、麺がきた!f:id:asamiraculous:20150122025501j:plain

わー!極太麺!ちょっと黒いつぶつぶ見えますね!なぁんて美しく盛られてるんでしょ。まずは、タレにつけないで、一本ぱくり。


おお!これは!この弾力!噛むほどに跳ね返してくるのではと言うほどにかみごたえがあります。個人的には今まで食べた中で一番うまい、つけ麺の麺です。弾力が全然違う!そして、全粒粉を使っているので、麺の風味も豊か。

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すんばらしー麺です。

そんでは、つけますかー。

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はぁ、このつけ汁!これまた美味!つけ麺の汁ってお店によっては酸っぱかったり、甘かったり感じられるのですが、こちらはこれまた私の好みの味!まぁ、魚介豚骨なのですけれども、くどくなく、まるでデミグラスソースかのような上品な深みを感じられます。濃厚でジャンキーさもありつつ、高級な味わいに昇華されたつけ麺!柚子の香りもふわりとしてきます。チャーシューもとろっとろに煮込まれたものが、スープの中に隠れており、それはもう口の中でとろけるとろける。ほろっほろです。そして、丼にかけられた低温加熱チャーシューは、これまでにない食感!ローストビーフならぬ、ローストポークはフレンチのランチにでてくるんじゃないのー?ってくらいの出来。これにソース垂らして、ポテト付け合わせなんかにしたら、立派なランチですよ!綺麗な桜色をしていて、噛むと少し生っぽいジューシーさがたまりません!


麺をつゅるつゅる二本くらいにを口に含み、噛み続ける。至福の時。そうこうしてると、満腹中枢が刺激され、お腹いっぱいになってきました。本日はとーっても寒い日なので、致し方ないのですが、ゆっくり味わいながら、食べてるせいもあり、つけ汁が冷え冷えになってしまいます。でも冷えても美味しいつけそばであります。あつもりの方が個人的には好きなんですが、この麺を味わうのなら、やはりひやもりがいいのかなぁ?


最後は勿論、スープ割り。ネギと柚子とチャーシュートッピングを頼めます。お腹いーぱいだったので、チャーシューはなしで。

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ご馳走さまでした!


店を後にしたら、この行列!

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ちょっと見にくいけれど、横にびっちり並んでます。待ってる間に聞こえたのだけど、どうやら時間通りに帰ってこないお客さんがいるみたい。でも時間で区切ってるから、空席があっても次の人を、いれられないし。電話して繋がらない人の順番をとばせず、大変そうでした。お店の方、面倒くさいシステムを頑張ってやってらっしゃいます。もっと広ければ、いいのにー!!

とにかく、一回は食べて損はないつけそばでした!また食べたい。ちゃんちゃん。

湧水 九割そば 750円 (調布市 深大寺)

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去る日曜日、深大寺に行ってきました。
行きたいと思いつつ、行った事がなかった深大寺。近そうで、遠い。いつでも行ける距離ながら、休日出かけるのはめんどくさい。そんな距離感だからでしょうか。

満を持して訪れた深大寺はとても素敵なところでした。古い寺町は風情があり、東京にもこんなところが残っているのかと驚きました。本当に小旅行気分。

そして、深大寺にきたなら、やっぱりそばを食べなければ!ということで、前置きが長くなりましたが、深大寺の「湧水」に行ってきました。

深大寺には、おそば屋さんが沢山ありますけれども、こちらは行列が絶えない人気店。日曜日の夕方4時半という時間帯だったので、すぐ通されゆっくりと過ごす事ができました。二階に通され、座敷でのんびり。

まずはビア。恵比寿の中瓶をお友達とシェアいたします。

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メニューは沢山あるので、迷ってしまいます。そんな中から、まずは珍しい揚げそばがきをオーダー致します。5個500円。これが、ビールとよく合う逸品でした。一口噛むと外はカラッとあがって香ばしいのと、中はそばの風味が噛み締める度に感じられる、いつまでも噛み締めていたい感じ。

そして、そばは九割そばをオーダー。二八蕎麦とどちらか選べます。九割そばは湧水蕎麦と冠メニューとなっておりますので、そちらのもりそばをオーダー致します。750円。そして野菜てんぷらもオーダー。こちらは500円です。

もしバジェットに余裕がある方は大海老てんぷらがおすすめだそうですよ。天ぷらはからっと薄い衣であがっていて、やはりもりそばのベストマッチです。

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おそばは、かなり上品な量でございます。ゆであがり100gあるかないかでしょうか?
貧乏性なので、噛み締めながら頂きます。
こちらのおそばは手打ち。お店の外から打っているのを見学することができます。
つるっと平らげました。

深大寺観光のついでに、お昼にそばを召し上がる方がほとんどだとは思いますが、早めの夕食にゆっくりとおそばをお酒を頂きながら頂くのが、こちらのお店ではお勧めだと感じました。


おまけ 神代植物園の前に展示してあった芙蓉

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白龍 じゃじゃ麺450円(盛岡市)

 岩手県盛岡市にやってきました。こちらのご当地麺と言えば、やっぱりじゃじゃ麺じゃじゃ麺は食べた事ないので、とっても楽しみ。ネットで調べて、元祖じゃじゃ麺といばこちらという白龍(パイロン)さんにやってきました。

盛岡市の中心地の繁華街からも程近く、盛岡 城趾近くに白龍本店はあります。訪れた際は盛岡城跡公園の紅葉が綺麗でした。

月曜日のお昼時に訪れました。早速じゃじゃ麺をオーダー。サイズは大、中、小とあるのですが、中をオーダー。するとお店の方が小でも普通のラーメンのサイズくらいありますよと言われ、迷いつつ小に変更しました。これがちょっと後から後悔。何故なら、とっても美味しかったから、結果的に中でも余裕だったと思うの。

 

オーダーしてから、待つことしばし。こちらはカウンターのみのお店。カウンター越しにお仕事してる姿を見てると、待ちも苦になりません。ひたすら生姜を剥いていました〜。そして、じゃじゃ麺の美味しい食べ方の紙を読む。卓上の調味料を色々入れられるのですね。お酢や胡椒、にんにくなど変化がつけられるのですね。なるほど!

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じゃじゃ麺のビジュアルは白いうどんに、肉味噌の存在感がどーん、そしてキュウリの緑が全体を引き立ててますね。生姜もたっぷりのってます。ネギもアクセントになりそう。

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 調味料はとりあえず、なしでぜーんぶマゼマゼしてみます。

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暖かいうどんの麺が、キュウリのシャッキリ感を程よく熱を入れて柔らかくなってるのが、よい食感です。全体を統括するのは、コクのある肉味噌。ネギもよいアクセント。生姜の風味もします。食べ進めて、にんにくを入れてみたり、胡椒を入れてみたり、好きなようにカスタマイズできるので、飽きずに完食。肉味噌美味しいので、最初は調味料なしで良いと思います。うどんもちょっと塩味がついてて、コシがあってうまい!乾麺のようですけれど、好きなタイプ。


〆はこれ。

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ちーたんたん。50円。食べ終わった器に生卵を割り入れ、カウンターに置くとあつあつのスープを注いでくれます。味はそんなに特筆美味しいものではないですけど、頼むのが楽しい。〆ってワクワクしますよね。


お安くて美味しい観光客も多いけど、地元の人にも愛されている名店でした。盛岡に来た時にはまた行きたいと思いますー。

麺処 井の庄

 期間限定で寿がきやが出す「辛辛魚」カップラーメンの大ファンのわたし。コンビニで見かければ、即買いです。おお、今年も辛辛魚が店頭に並ぶ時期になったな、久しぶりだね、あんた!濃厚な豚骨魚介のスープにこれでもかという、赤唐辛子の粉。やみつきになり、すっかりとりこに。そんなわたし熱愛の辛辛魚ラーメンを出すのが、石神井公園にある麺処井の庄なのであります。石神井公園は遠いのでなかなか行けずにいました。

 所用があり西武池袋線の入間に行く事がありましたので 、寄ってきました。石神井公園駅の南口を出たら線路沿いに歩いて行くと、すぐに地下飲食街と書かれたネオンが見えます。レンガ作りの階段を下って角を曲がると、麺処井の庄があります。

 自動ドアが開いて入ると、右手に食券機があります。一番目立つ、正面向かって左にはつけめんのボタンがありました。つけめんも食べたかったけど、やはりわたし熱愛の辛辛魚ラーメンを頼む事にします。880円。注文時に辛さを聞かれるので、普通と頼みました。

 

 7分程まって着丼しました。おお、濃厚魚介豚骨醤油ラーメンがとっても美味しそう。そしてその上には辛い唐辛子の粉が!美味しそうなチャーシュー、メンマ、白ネギ、海苔がトッピングであります。

 

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 麺は平うち麺で、どろっとしたスープによく絡まって美味しい。結構固めに茹でてくれます。スープはこれぞ魚介豚骨醤油という味で、もちろんうまい。すがきやのスープ再現能力の素晴らしさも実感。結構近いですよ。麺は結構、量が多くて食べがいがあります。ここで一番美味しかったのは、チャーシューでした。豚バラがとろっとろに煮込まれていて、豚の角煮のようなのです。豚の赤身と脂身が合い混じり、美味。しかも大きさが長さが15cmくらいもあるかというサイズで、お得感あります。チャーシューは当たり前ですけど、カップ麺のとは全然違います。全体的にこってりしてるので、白ネギがよい口休めというかリフレッシュになります。メンマは比較的大きめでしょっぱめでした。

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結構辛いし量もあるので、食べるのに時間かかりました。こってり豚骨醤油王道ラーメン、ここにありって感じです。私が訪問したのは土曜日の午後4時くらいと中途半端な時間帯でしたが、お客さんは途切れず、さすが人気店と感じました。

こってりなんですけど、胃はそんなにもたれませんでした。

紅蘭亭

 熊本に来て、念願の熊本ラーメンを頂きました。それはそれは美味しい事。しかし熊本に来て初めて知ったのですが、ラーメン以外にも、有名なご当地麺がこの地にあるということで。その名も「太平燕」。たいぺいえんと読みます。すごく簡単に言うと、チャンポンだけれども、麺が春雨になってる代物。wikipedia先生によりますと、元々は中国福建省の郷土料理だったのが、明治時代に架橋によって日本に伝えられ、マイナーチェンジを施され今日は熊本名物となった次第。その語源の由来は、アヒルの卵の発音が福州語の発音が圧乱(戦争を鎮める)と同じであることから、しゃれ言葉で圧乱と同じ意味の太平と呼ばれることになったそうです。また燕というのは、豚肉を叩き潰して、サツマイモでんぷんと一緒に練り上げた歯ごたえ抜群のワンタンの意味。日本では入手が難しいアヒルの卵の代わりに鶏卵が用いられ、ワンタンの代わりに春雨を使用したと言われております。春雨を用いることで、スープ料理から麺料理に生まれ変わりました。

 

 さて、どちらで頂くのが良いでしょうか。やはり評判が高く、元祖と言われる「紅蘭亭」さんが良さそうです。熊本市の繁華街「下通りアーケード街」に紅蘭亭はお店を構えています。高級な店構えであります。11時半の開店とほぼ同時に入店。張り紙がしてあり、担々麺は1階です。太平燕は2階です。とのこと。もちろん太平燕を頂きたいので、2階に上がりました。高級感あふれる店内。ダークなウッディ調のテーブルが素敵です。通りに面している壁は、一面ガラス張りになっており、光が差し込み、なんとも居心地の良い空間となっています。オーダーを取りにきてくれた店員さんは、スリットが長めのチャイナ服を着ており接客も丁寧です。季節の太平燕もありましたが、ノーマルバージョンを注文します。

 

 すぐにお茶が提供されます。急須つきなのがなんとも嬉しい限りです。

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 そしてお待ちかねのこれ!「太平燕」です。見た目は、野菜たっぷりのタンメンかちゃんぽんといった趣き。スープは、塩味で。あっさりとしているのですが、非常に滋味深い味わいとなっています。かつ、ほのかな甘みがあり、やさしい味わいなのです。ベースは鶏ガラや豚骨なのでしょうが、干し椎茸や干し海老の出汁も効かせており、あっさりながらいろんな味を感じさせられるスープです。具は、キャベツ、タマネギ、海老、イカ、豚肉、揚卵、キクラゲなど。キャベツが絶妙のいため加減で、しゃきしゃきとした食感がとても良いです。

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 この料理の主役の春雨です。歯ごたえがしっかりあるので、物足りない気持ちになりません。よく家の鍋に入っている春雨とは何かが違います。緑豆100パーセントであるということらしいです。つるつるといけるのですが、とっても低カロリー。もちろん小麦麺だったら、それはそれでとっても美味しいかと思います。しかし春雨でここまでの満足感を得られるなんて、お見それいたしました。揚卵もよいアクセントになっています。

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  こんなに美味しいのにヘルシーで低カロリー。野菜も沢山とれて、大満足なのでした。食した後、店を後にするころには待ちもできていました。平日昼間でも結構ランチ時は混み合うようです。観光客にも地元の人にも利用されているお店のようでした。なんといっても、高級感がある店内ながら太平燕780円でございます。とてもお得な気分になりまして、午後の熊本城観光へ向かいました。

中華そば屋 伊藤

 言わずと知れた煮干しラーメンの最高峰に位置しているお店。中華そば屋伊藤で中華そばを頂いて参りました。こちらのお店は、最近銀座や浅草に支店が出来る程の人気のお店です。アクセスは支店の方が、いいのでしょうが、本店に伺いたくめでたく初訪問となりました。

 

 ちょっとアクセスしづらい場所にあります。王子駅からバスか王子神谷駅から徒歩となります。私は王子神谷駅から徒歩で行きましたが、初めて行く場所でもあるので軽く迷いまして、25分くらいは彷徨ってました。

 

 住宅地をずんずんと進んで行くと、豊島商店街が姿を現しました!どの駅からも遠いこの場所で昔ながらの商店街が息づいている感じです。そして商店街についてからも、お店の前を通っているのに気づかず、スルーしてしまいました。それもそのはずで、お店がさりげなさすぎるのです。看板は出ていなく、引き戸にひっそり伊藤というシールが何枚か張られているだけ。ここだよなと思いつつ、思い切って扉をガラガラと引きました。時間はお昼の営業が終わる四時少し前。

  そこは、カウンターとテーブル席が2つというシンプルな作りの店内。先客は平日昼なので、一人。近所の方と思われる、推定50代のおば様が、静かにラーメンをすすっています。カウンターにかけまして、メニューを悩みます。目の前には肉そばと中華そばというお品書き。潔いメニューですね。シンプルな中華そばを選び、店主に注文します。お値段は550円。とてもお安い。

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 店主の方がカウンターの後ろにひっこんで、しばらく作業してくださいます。職人による仕事に胸が高まります。テレビを見ながら、待つ事しばし、至極の一品が運ばれました。スープも黄金色に光り輝き、散らされた煮干しの粉が表面に浮かんでいます。スープから顔をのぞかせた麺もつやつやとしており、美しいフォルムを形成しています。トッピングはネギだけという潔さで、お汁がかなり少なめな事に気づきます。後から知ったのですが、汁多めも頼めるようです。汁多め、麺大盛りともに150円ということです。

 

 早速スープを頂きます。これは、煮干しの良い意味でのえぐみが感じられ、かつ上品にまとまっているスープです。化学調味料を使っていない、自然の深い味わいが極上です。讃岐うどんもいりこ、すなわち煮干しで出汁をとりますが、それよりもスープの味の輪郭がしっかりとしています。麺は、ポキポキとした食感がたまりません。麺カタで頼まなくても、すごく固い仕上がり。個人的にかなり好みです。自家製麺は加水率少なめの小麦の味がしっかりと感じられるタイプ。中細の固めの麺がすごくスープに合っています。汁少なめということもあり、飲み干し完食いたしました。他のトッピングがいらないのが納得の完成度の高いラーメンでした。

 

 完食した時のお客さんは私一人ということもあり、店主の方としばし談笑いたしました。どこからいらっしゃったんですか?遠かったでしょう?と声をかけて頂き、優しい店主のお人柄も魅力に感じました。お持ち帰りのラーメンも販売しているらしく、ご近所と思わしき女性が、「あるかしら?あら残念。売り切れなのね。」と帰っていかれました。これだけの有名店でありながら、地域の皆様にも親しまれ愛されているお店なのですね。

 

 今度は肉そばを頂きに参りたいです。