こばやし つけそば 850円 @北千住

今日は草間彌生展を見てきて、こころがリフレッシュされた!北千住に戻りラーメンを食べて家に帰ろう!味噌マタドール行ってみたかったのよねぇ。あら、もう店仕舞い?ならば、駅の反対側で結構歩くけど、こばやしに行ってみるかー。

はい!前置きが長くなりましたが、今日は少々ハードルが高いが美味いと評判のラーメン屋さん、こばやしに行って参りましたー。

こちら、営業時間がとても短いのです。夜は18時からなんですが、20時前には閉まっている印象です。実は3回くらいはお店の前に来た事があり、扉を開けたところ、「今日はもうおしまいなんですよ」と言われてしまってたんですね。

そんな事が続くと、まぁもういっか!となり足が遠のいていたのですが、この時点で19時15分くらいだったので、ちょっと行ってみるかとなったわけです。開いてる保証はないけど。

西口から歩いて10分強かかりますかね。途中にある味噌タンメン蔵味噌屋が閉店してる?塩丸と名前を変えていた!しかし雰囲気が似ていたので、同じ会社がリニューアルしたのかなと推測。後で調べたら同じ運営会社だったようでした。ふむ、あそこの味噌は決して悪くなかったんだけども。最後に食べたのは2年前だけど。まぁ、最近の北千住駅のラーメンは充実してるし、ハイレベルになった証拠ですね。

そんな事を思いつつ、イトーヨーカドー跡地を通りすがる。思い出の地がなくなってしまったなぁ。

4号線の信号を渡ったら、右折して土手方面へ。とぼとぼとぼとぼ。そして店の前を華麗にスルー。さりげなすぎる店構えにスルーしてしまいます。ここには、何度か来ているのにも関わらずです。グーグル先生合ってますか?はい。そうですね、ここです!

f:id:asamiraculous:20170522001457j:plain


そうなんです!看板出してないんです。

隣のカラオケバーと、店先の自転車が目印です。非常に入りにくいです。


意を決してガラガラと戸を引く。

「やっていますか?」

「あー、もうつけ麺くらいしかないんですよねー。」

な、なんと!この時点で19時半くらいでしたのに。先客のカップル、男性1人客はラーメンをすすっております。私の前で終了的な?しかし、過去何度もふられている事を考えれば、つけ麺なら作ってくれるってありがたいじゃない!えー!つけ麺で結構ですとも!それ下さい!!

すると間髪入れず、ラーメンが大変お好きそうなオジ様がいらして、わたしと同じ事を言われておりました。

「えー、もう終わりなのー、え、つけ麺あるの?わー!じゃつけ麺で!」

こちらのラーメンが大層お好きなのですね。

「値段はラーメンと同じ750円です。」と店主に言われ、カウンターで支払う男性客。

おお!ここでは、前金制なのですね?注文して支払う、駅そばスタイルと申しましょうか?

それでは、私もお支払いしましょ。1050円からどうぞ!え、お釣りは200円?300円でなく?うん、取り敢えずお釣りは受け取ったけど。。。

調理に入る店主。麺をキッチリと測っています。カウンターから厨房を見つめ、つけ麺が出来上がるのを待ちます。

その間、食べログで調べたらつけ麺は850円とのこと。さっき私が聞いたのは空耳だったのかしら?というのもこちらの店にはお品書きもないし、券売機もないのです。なんだか腑に落ちない。後で調べたら、開店当時は券売機あった様子。いつの間にかなくなり、店の前においてある自転車のカゴにある色付きのプラスチック札を店主に渡して注文するスタイルだったらしい。札が入っているケースにメニュー名と料金書いてあるのかな?

待つ事、7分ほどでつけ麺が着丼。

f:id:asamiraculous:20170522004204j:plain

実にシンプルなファーストインプレッション!飾り気がないというか、真向勝負という感じでしょうか?

f:id:asamiraculous:20170522004856j:plain

麺です!此方は自家製麺。厨房にはグレーのカバーをかけられた製麺機らしきものも見えます。この麺が美味しい!全粒粉を使用しており、歯応えもよくて、素晴らしいです。麺は黄色っぽいのは加水が多い証拠でしょうか?はむはむ。噛むたびに美味しさが広がります。つけ麺の麺レベルは都内有数だと思います!

f:id:asamiraculous:20170522005241j:plain

スープは鳥と豚ベースに魚介を加えた豚骨魚介のスープ。煮干しがしっかり入っていてざらざらを感じられます。中に入っているのは、チャーシュー、メンマ、ネギ、海苔。

美味しいラーメン、つけ麺は盛方も美しいですが、こちらはどちらかというと洗練されておらず、見た目はそうでもないですね。

ところが、このつけ汁も美味しいのです。

作り手をよく示しているつけ麺であると感じました。美味しいつけ麺でした。

店主に、あまり商売っ気がないのか、一見さんはかなり肩身がせまいかも。いろんな意味で!カウンターは5席しかなく、余裕なし。対してキッチンは余裕があるんですよね。扉を開けたらすぐ正面にカウンターと椅子があって、その向こうがキッチンなのです。最大5名しか入らないのに、作業スペースはたっぷりあるように見えます。そして、自転車の札システムも分かりづらいし。でもこういうラーメン屋さんの体験て嫌いじゃないんですよね。店主が1人でやってて、独自のルールが出来上がってる。そこにお邪魔している感覚。周りにいるのは、常連ばかり。客を選ぶ店主なんだと思います。常連の方々お店を出るときに、お疲れィと声をかけていたし、なんかそういうお店なんですね。そして、出てくるラーメン、つけ麺はうまい。なんか良いじゃないですか!

営業時間も不定期で変わるらしく、かなりハードルが高いですが、また行ってみたいですけど、当分いけないだろうなぁ。なんせ、開いてるのが2時間ないのだもんね。そりゃ近所の人ばかりになるのわよね。

私がこの日最後のお客だったよう。そんなにラーメン売る気持ちがないのかしら。